つなぐ
これは未来につながる写真である。
たくさんのものを失った1年。
しかしこんな世界によって気づかされる。
当たり前の日常の価値に。
あの日、あの時
出会わなければ。
いまここにわたしがいる奇跡。
卒業制作にあたり、人と人との関係を改めて考える機会になった。
命の尊さを知った。
失っていたつながりを追憶した。
夫婦の間に会話ができた。
写真とは記憶であり会話である。
思い出を残すだけでなく、時にはその写真が私たちの体現者にもなる。