都会は好きだ。
なんでもあるから。
でも都会は苦手だ。
余裕がないから。
たまに自分自身がわからなくなる。
手元ばかりみて歩いている人々は
忙しなくてなんとなくみんな生き急いでいるように感じる。
2020年。
ある日突然、世の中の様子が一変した。
止まってしまった生活の中で、
生き急いでいた自分から解放された気がした。
少し羽を伸ばしてみたら
少し周りを見たら自分が思っていたよりも
周りの時間はゆっくりと流れていて
空は青一色ではなかったし
月は色々な顔をしていた。
ようやく自分にも写真にも少し向き合えたような気がした、
そんな1年半。