董 悦

世の中に存在する全てのものは、一つの「間」に共存し、それぞれの「間」を持っている。この「間」は、物理的な場所やモノとモノの距離感、人間関係、あるいは心の片隅であったりするのかもしれない。

 

現代社会に生活し多くの物事に満たされ、逆に心が落ち着かなかったり、普段の生活から抜け出したい時もある。

その時こそ、心のゆとり、つまり自分の心に「間」が必要になる。

 

そして、自分の「間」と世界の「間」をどう扱っていくかは、生活の中に答えが見つかるかもしれない。

「人は一人で生きるのは難しい」とよく聞かれるが、いつでも誰かと一緒にいるわけにもいかない。

それゆえ、孤独を「間」に切り替え、自分の「間」の中にくつろぐのも人生の一つの課題になる。

 

この世にいる我々は、「間」と生きてゆく...