Teganuma : landscape in silver

Sayaka Hamahara       


朝、雲間からこぼれ落ちる光を浴び 沼が銀色に輝きはじめる

 

水面が穏やかに波打ち 私の心を静め 身も心も沼の一部となる

この先もこの光景が続くよう、祈りを込めて


 

千葉県北西部に位置する手賀沼を撮影し、約180年前タルボットにより発明された塩化銀紙に焼き付けました。

金調色処理を行うことにより、色調を変化させ、写真の保存性を高めています。

 

4年間で学んだこと、そして4年間通い続けた手賀沼を”私の写真”としてまとめたい気持ちがありました。

 

写真が新しい時代に移行しても、ものとしての美しさ、存在感を表現できるよう。

また、時代が変化し続けても美しい手賀沼であって欲しいという祈りを込めました。

 

                                                                             

 


コメント: 1
  • #1

    (木曜日, 18 2月 2021 10:18)

    肉眼で見る景色とは違う写真でしか表現できないものを感じることができてとても良かったです。
    実際に現物を見ることができず残念ですが、久しぶりにまた写真を撮りに行きたくなるような作品でした。