PHOTONE

 

 

写真を撮るためには、何が必要だろう。 カメラ?被写体?フィルム?光?

 

数ある答えの中で「目」もその一つだ。

 

人間が五感から得る情報のうち、視覚は約80%を占める。

SNS、電車の吊り広告、新聞の一面身の回りには「視覚情報としての写真」が溢れている。

 

では、私たちから視覚が失われ「見る」ことができなくなったらどうなるのだろう。

カラー、モノクロ、ボケ、ブレ、レタッチ …あらゆる写真表現は力を失ってしまうのだろうか?

 

 

写真( Photo ) から音( Tone ) を生み出すことで作られた「PHOTONE」は、同時に

写真の中のあらゆる視覚情報を色のバーコードへと置き換え、擬似的に「視覚状態を失った写真」を作ることで

視覚ではなく聴覚から写真との接触ができないかを試みたものである。

 

 

 

さて、「写真を見る」こととは一体なんなのか。もう一度考えてみよう。