Aoi

 

瀬戸内

 

穏やかな水平線、静かに煌めく漣、囁きのように淡い波音。

 

海の側で生まれ育ち、18で上京した。

ここには海がなく、海を思う日々を過ごした。

広島に帰る度に私は海を見つめていた。

 

家族、友人、恋人たくさんの記憶がそこにはあった。

 

 

海はわたしたちの感情、経験、そして全てを包み込んでいた。