冴えて冷める

言葉は難しくて恐ろしい。

 

何気ない会話が、些細な言葉が。

私を傷つけ、誰かを傷つける。

 

いつからか他人と深く関わるのが怖くなった。

分かり合えない人と話すことが億劫になった。

 

一人の方が好きだった。

でも、どこか寂しく感じる自分がいた。

そんな矛盾を抱く自分を嫌悪してた。

 

だから物言わぬ彼らが好き。

ただ、静かに。しかし、鮮やかに。

私の世界を彩る、その命が好き。

 

自己嫌悪も、社交恐怖も忘れられる。