人間は波の中で生きている。
人間は常に変化する流動的なものである。人の背中からは何を感じ取れるか。背中からその人の生活は感じられるのか。
人の表情が見えない状態だからこそ感じ取れる何かがあると考える。見えないものを想像することは写真と似た部分があると感じ、このように背中や後ろ姿を撮影した。
人と人との繋がりが薄くなりがちな時代だからこそ人間そのものの愛嬌を写し出した。
常に変化する不安定さこそ愛嬌であり、自由である。
背中からそれぞれの愛らしさが、溢れている。