海の豊かさを守ろう

 

正しく捨てられなかったプラスチックごみは自然に分解されずにその多くが海に流れ出ていき、人間の無責任によって海は少しずつ巨大なプラスチックのごみ箱へと成り果てていく。その中で生活する海洋生物はマイクロプラスチックを体内に蓄積することできちんと成長できなかったり死んでしまったりして、生態系を狂わされている。

すでに体内に取り込んだものは外からでは目に見えないが、死んでしまう生物を見る前に内部の小さな根源の集まりに目を背けず向き合う必要がある。

ジェンダー平等を実現しよう

 

ジェンダー問題に対してまず私にできることは当事者の方のことや社会に転がる問題を知り、私なりに考えることばかりに思われる。しかし、その多くは内部の暗闇に抱えられたままであり知ることすらできず、知ってもわからないことが多くある。薄暗い部屋の中に一片の光を見た時、そこに写るシルエットの輪郭の鮮明度差に注目し、抱える不安や悩みの形を見る 見せること・知る 知らないの差・知る中でもそのことを真にわかる わからないことの曖昧さ、難しさについて考えた。

陸の豊かさも守ろう

 

利根川を分流する農業用水路である桃ノ木川。

上京した私はいつしか夜でも明るい街、どこを見上げても視界にある建物たちに見慣れてしまい以前より生活から緑が遠くなったように感じる。

撮影を通して幼い頃から慣れ親しんだ河川敷を見つめ直すことで、再び緑から生まれる豊かさを知る。