Micro movement

「World clean up day」と呼ばれる世界180カ国 2000万人以上の人たちが同じ日に地球を綺麗にする運動がある。この運動は不法投棄されたゴミで溢れた森林を綺麗にしようと、エストニアの9人の団体が国中に呼び掛けたことで、1日で5万人以上(エストニアの人口の5%)が参加し、わずか5時間で1万トン以上のゴミの除去に成功したことが始まりだった。その運動に参加するため、海岸でのゴミ拾いを積極的に行っている千葉愛の教会主催のゴミ拾いボランティアに参加した。そこで行われたマイクロプラスチックアートというプロジェクトの完成までの過程を撮影した。普段は気づかないものだが、砂浜にはマイクロプラスチックがたくさん紛れていて、数時間のゴミ拾いの中で数えきれないほどのマイクロプラスチックを拾い集めた。拾い集めたプラスチックは色毎に分け、キャンバスにモチーフを考え貼ることでアート作品として昇華した。1つのボランティアは小さい運動だが、世界中でたくさんの人が継続して動くことに意味があると思っている。

 

荻原みなみ