これだれの?

街を歩いていると、たくさんのものが落ちている。

傘に手袋、ネイルチップに証明写真。種類は様々で、珍しいものを見つけるとつい撮影してしまう。

 

しかし、それらのほとんどは人間がうっかり置いて行ったり落としたりしたものだ。

つまり、まだまだ使えるもの。

落としものは持ち主が現れないといずれ捨てられてしまう。

わたしたちの不注意によって、捨てられなくても良いものが「ゴミ」になっていく。

わたしたちにとっても、ものにとっても、地球にとっても、誰にとってもいいことは一つもない。

 

次の行動に出る前に一度後ろを振り返って、忘れているものはないか確認する。

自分の持ち物は最後まで大切につかって、捨てられるものを極限まで減らす。

たくさんのものに囲まれて暮らしている私たちが持つべき最低限の「つかう責任」ではないだろうか。