SDGs未来都市~倉敷~

20207月、観光地としても有名である岡山県倉敷は「SDGs未来都市」に選定された。また、同時に「自治体SDGsモデル事業」にも選定され、SDGsへの取り組みを行うにあたり模範とされる都市の一つが岡山県倉敷市なのだ。

倉敷市には「倉敷美観地区」と呼ばれる観光地としてのシンボルエリアが存在する。そこでは、長年放置されている町家を新たにゲストハウスとして再生させる活動のほか、倉敷美観地区内にある「大原美術館」では美観地区の景観保全への協力を掲げており、これからの時代を担う子供たちや若者を主な対象として、楽しみながらsdgを学べるイベントの開催など様々取り組みを行なっている。

 

 

倉敷市は帆布生産量全国 1 の国産ジーンズ発祥の地でもあるが、そのジーンズに関連したSDGsのプロジェクトも多数行われている。倉敷紡績株式会社では、生地を裁断する時に出る切れ端や糸くずを再び糸にする技術を導入。そのほかにも、倉敷市にある様々なデニム販売店がSDGsに関する取り組みを行ない、産業の魅力を全国に伝えている。

 

ここで紹介した例は、倉敷市が取り組んでいるSDGs活動のほんの一部であり、ほかにも多くの個人、団体、企業が積極的にsdgsに取り組んでいる。ぜひ一度倉敷に足を運んでみて欲しい。昔から続く景観はもちろん、それを保全し続けていたことにより、自然と受け継がれてきた確かな伝統と文化があることを感じることができるだろう。