「うつろい」

 

 

移ろいゆく時間の中でふと妙な感覚を覚える。

 

自分がわからなくなって彷徨っているような、心だけが此処にないような感覚。

 

 

それは虚ろいとよばれるものだった。

 

 

虚ろになったものはいつか変わっていくのだろうか。

 

 

私は、私の居場所である此処で大事なものを探すかのように、光を追った。

 

                                        遠藤海紅