——見つめることができる静かな画像を求めている。心を落ち着かせ、一枚の写真を見つめる事で感じられるものが多く、感受したものとそこから派生する思考は大事である。
見つめられるよう、画面に安定感を出すために、6x6のフォーマットを選び、フイルムで撮影し、豊富なディーテルを再現できるかつ重みのあるゼラチンシルバープリントで制作する。
全体的にタイポロジーの概念を用いて表現する。そしてタイポロジーを広義に解釈し、物体のタイポロジーから概念のタイポロジーへ。扉が持つ機能や社会的な意味から拡張し、教養から生まれ、物理的に存在しない扉(borderline)はそこに存在する。